Tri-Force / Tales Of The Beginning

Sha-A、Ocot、Tri-Forceなどそれぞれの名義でリリースを重ねる日本人クリエイターYoshinori Saitoが、Tri-Force名義としては実に6年ぶりになるファン待望の2nd Albumをドロップ! 2005年にELF Musicよりデビューアルバム「Entrance To Reality」をリリース。国内外でスマッシュヒットし、現在は中古市場にてプレミア価格で取引されている模様。また、別プロジェクトのOcotの楽曲は、Paul Van Dyk、Above and Beyond、Solarstone、Tiestoなどの海外著名DJにもプレイされた実績をもつ日本屈指の実力派。

デビューアルバムを発表した2005年以降、ダンスミュージックシーンの閉塞感と虚無感に対して疑問を持ち、現代音楽作曲家・山本将士の元で修行を重ね音楽の真髄を叩き込まれる。2010年までの間、合唱曲、電子音楽組曲、インプロビゼーションミュージックなど、芸術的な分野を通し魂の響きに耳を傾け、また日本の神話、神社仏閣、自然の美しさなど、「ここに生かされている喜び」を元に魂の輝きに磨きをかけ、今作ではエレクトロニック・ダンスミュージックを機軸としながらも、ボディーワークに偏らず、心と魂にも活力を与える芸術としての音楽で一つの物語を表現しています。BPMレンジは広めで、エレクトロニカ、ブレイクビーツ、ドラムンベース、トランス、アンビエントと様々なスタイルでアレンジメントされており、純粋に音楽が好きな方にも十分楽しめる「電子音楽交響絵巻物」といった内容。

尺八の演奏や日本人が兼ね備えた精神性の中の「呼吸」「風の音」「間」といった、私たちにとって欠かすことの出来ない要素と、西洋音楽の本質的・形式的・建築的な美しさ、そして日本神話が語る国生みの物語と、生命の誕生までのプロセスを見事にシンクロナイズさせ、全く新しくも「何故か知っている」感覚に溢れた「New Clear」サウンドへと昇華。これから始まる壮大な物語を予感させるM-1や、人の心と体と魂へ三位一体のサウンドを響き渡らせるミッドレンジチューンのM-3、強烈な速度感と圧倒的な躍動感が煌くエナジーを放出させているドラムンベース・トラックのM-6、心の琴線に触れるメロディーとチャクラを全開にさせるビートに様々な「気付き」を提示されるM-7等、本作品は全ての楽曲がトランスの本質はもちろんのこと、その向こう側の情景を余すところなく表現し、それはまさに来るべき未来への道標とも言うべき意欲作となっています。

TRI-FORCEのエレクトロニック・ダンスミュージックは進化を遂げ、ついには現代芸術の領域へ…

1. Red Magnetic Earth
2. The Hall Of Creation
3. Transis
4. Integration
5. Luna
6. Energetic Life
7. Realize
8. The Infinite State
9. Celebration